認定心理士
(資格種別)
公益社団法人日本心理学会
(有資格者数)
36,321名(平成24年度試験まで合計)
認定心理士とは、心理学の専門家として心理学会が認定した資格です。この資格を取得すると、カウンセリングやメンタルケアについての必要最小限の知識と技能を有していることになります。看護師がこの資格を取得することで、患者さんや家族だけでなく、病棟スタッフの精神的な支えになることができます。ストレスの多い看護・介護の現場には絶対必要な人材となることでしょう。
(資格取得について)
認定心理士は資格申請の要件として大学で学ぶ必要がありますので、かなりハードルの高い資格となっています。したがって大きな病院は別として、中小の病院ではこの資格を保有している看護師はほとんどいないのが現状です。それだけに昨今はかなり人気の資格となっており、多くの看護師が資格取得を目指すようになってきました。
私は通信制の大学で勉強していましたが(別の学部)、全科一斉に行うスクーリングで多くの看護師さんに出会いました。スクーリングの性質上6~10名程度でグループワークを行うのですが、グループの中で1名か2名は必ず看護師さんがいました。有名な病院の師長さんや主任さんもかなりの数にのぼり、ここまで偉くなってもこの資格を取るために勉強している事実に頭が下がりました。
★仕事をしながら通信制大学で単位を修得する看護師が増えています。放送大学でも資格取得が可能です。(以下参考にしてください)
●認定心理士の資格取得ができる大学一覧のページ(大学・大学院net)
(資格取得のための転職)
資格取得を目指すのには勤務先病院の協力が必要になります。勤務上多少の迷惑をかけてしまうかもしれないからです。もしあなたの病院がそのような配慮に消極的であるなら、思い切って転職するのも一つの手です。転職する場合は大手紹介会社に資格取得のことまで相談した上、あなたの希望を受け入れてもらえる病院を探してもらいましょう。大手紹介会社は契約している病院数が多く、あなたの希望を叶えてもらえる紹介先をたくさん抱えています。
(資格申請の対象者)
●原則として、認定心理士の認定申請は大学を卒業した後で資格申請を申し込むことになっています。4年制の大学を卒業し、その在学期間に取得した単位を認定単位として申請します。大学卒業後、他大学で履修した単位をあわせて申請することも可能です。
(認定に必要な単位)
●基礎科目12単位以上
●選択科目16単位以上
●卒業論文・卒業研究 4単位
上記最低単位数を満たす合計36単位以上必要
(申し込み・費用等)
●申し込みは随時行われています。
●費用は受験料10,000円、認定料30,000円が必要です。
(実施についての詳細事項)
実施・活動についての詳細事項は下記を参照ください。
●試験情報や活動情報
公益社団法人日本心理学会
(認定心理士に関連した書籍)
★中卒・高卒・専門学校卒でも認定心理士になる方法があります。通信制大学を利用して人気の資格を手に入れる方法を中心に、認定心理士の資格取得を目指す看護師さんの必読書です。私も別件ですが通信制大学に通っていました。スクーリング授業では認定心理士コースを選択していた多くの看護師とグループワークをともにしました。通信制大学は授業料も格段に安いため、今が資格取得のチャンスかもしれません。
⇒ 通信制大学徹底活用法 「認定心理士」完全取得マニュアル ─高卒・初心者でも簡単に取れるカウンセラー資格(YELL books)
- 大卒資格を取ろう(通信制大学体験報告)
- 認定看護管理者(Certified Nurse Administrator)
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- 専門看護師(Certified Nurse Specialist)
- 保健師
- 救急救命士
- 臨床工学技士
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- インターベンションエキスパートナース
- 糖尿病療養指導士(CDEJ)
- 透析療法指導看護師
- 栄養サポートチーム(NST)専門療法士
- 3学会合同呼吸療法認定士
- 認定心理士
- 認知症ケア専門士
- 福祉住環境コーディネーター
- 医療福祉環境アドバイザー
- ヘルスカウンセラー
- ケア・カウンセラー
- アロマセラピスト
- NR・サプリメントアドバイザー
- 抗加齢指導士(アンチエイジング)