看護師と准看護師の給与

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(看護師と准看護師の資格による給与差)
看護師と准看護師、資格による給与差ってどのくらいあるのでしょう。その前に、そもそも看護師と准看護師の業務に違いってあるのでしょうか。実は、中小の民間病院では資格による業務の差はほとんどないと言ってよいでしょう。例えばあなたが入院したとしましょう。病棟にはたくさんの看護師さんがいます。しかし、誰が看護師で誰が准看護師かなんてわからないのではないでしょうか。誰に頼んでも同じように接してくれるはずです。「私は准看護師なのでその業務はできません。看護師に依頼してください」などということはないですね。

一般企業における給与の差は、すなわち業務の差によって決められていることがほとんどですが、看護師と准看護師の場合は資格そのもので決められているのです。

では給与差ってどのくらいなのでしょう。平成24年職種別民間給与実態調査によると、どの年齢階層においてもおおむね70,000円~100,000円の差が生じています。毎月の給与でこれだけの差がつくのですから、賞与を含めた年間にすると100万円以上の開きになってしまいます。同じような業務をしているのに、5年で500万円、10年では1000万円以上の差になってしまうのです。

(施設基準と看護師比率)
救命センターや特別な病棟を除くほとんどの病院は、一般病棟、療養病棟、回復期リハビリテーション病棟、精神科病棟のいずれかの施設基準を選択しなければなりません。位置づけとしては、一般病棟が急性期や亜急性期の役割を、療養病棟が中期または長期療養の役割を、といように病棟機能が決められています。このうち多くの病院は一般病棟を選択しているのですが、確保しなければならない正看護師の比率が70%以上と決められているのです。(15対1入院基本料のみは40%以上)

つまり一般病棟を有する病院としては、看護職員のうち7割は正看護師で確保しなければならないのです。准看護師は3割以下でなければ基準違反となってしまいます。准看護師さんを採用したくても採用できないケースも多々発生しているのです。このような事情も看護師の給与相場を引き上げていく大きな原因となっているのです。

准看護師の方は、ぜひとも看護師への資格UPを目指してみてください。勤務の経験年数によっては通信制によって取得することも可能となっています。

(資格の違いによる業務内容の補足)
*業務に関しては、あくまでも外から見た時に「同じような業務に見える」のであって、厳密には看護師と准看護師による病院内での業務区分はきちんと定められています。資格としては看護師は国家資格であるのに対し、准看護師は都道府県知事の資格になります。

(図はクリックすると拡大します)

看護師と准看護師の給与差

 

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