看護師とうつ病(背景にあるもの)

●看護師とうつ病 背景にあるもの

日本生産性本部が毎年実施している「メンタルヘルスの取り組みに関する企業へのアンケート」の結果、2012年までの最近3年間の「心の病」は「横ばい」51.4%、「増加傾向」37.6% と「心の病」増加に一定歯止め止めはかかっているものの、「増加傾向」の企業も依然として多い結果になりました。

自殺者の推移

日本では平成10年から自殺者が年間3万人を突破しており、それ以降も現在まで高い数値で推移しています。自殺の危険因子となるうつ病などの「心の病」が減少傾向にならない以上、引き続き厳しい状況が続いていくことでしょう。

 この現象は、医療業界においても例外ではなく、看護師の5%が何らかの「心の病」を抱えているとの報告もあります。患者さんの治療に携わり、患者さんの「心のケア」もしなければならない看護師本人が「心の病」を抱えていることは望ましい姿ではありません。
pretty asian nurse sitting
 医療を取り巻く環境が大きく変わったことが大きな要因の1つではないかと思います。
・通常の看護業務に加えて、記載しなければならない書類が大幅に増えている
・医療安全体制や院内感染対策、個人情報保護など、院内規則の強化と委員会参加などの要件が増えている
・ちょっとしたことですぐ訴訟になってしまう潜在的な医療・看護リスクの増大
・社会保障費削減に伴う診療報酬改定により、人員配置基準の見直しによる業務量の増大

職場環境が大きく変化する中、看護スタッフ1人1人にかかるストレスはさらに大きくなっています。職場内でのイライラ、同僚や上司、部下との衝突など、対人関係の悪化も「心の病」の大きな引き金になっているのです。

 結果的に多くの看護師が精神的に追い込まれて離職してしまうのです。根本的な解決策が見いだせない中、国や看護協会も離職防止に力を注いでいますが、なかなか改善するには至っていないのが現状です。

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精神科医がうつ病になった―ある精神科医のうつ病体験記

 

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