重症度、医療・看護必要度のその後

★看護必要度のその後★

平成26年4月の診療報酬改定で7対1入院基本料を中心にかなり大幅な(厳しい)見直しがありました。その一環として看護必要度も見直しがされました。

(施設基準の届出に関して)

旧基準での暫定期間が9月30日までありますので、それまでは旧基準の看護必要度でよいのですが、7対1入院基本料を算定している病院、10対1以下の病院でも看護必要度加算の届出(加算1・加算2)をしている病院においては、10月1日までに新基準での届出を出し直さなければなりません。

看護士

通常届け出をするには1ヶ月の実績が必要となりますので、少なくても8月31日までには新基準で評価できる体制を整備し、9月1日~30日(実績)⇒10月1日に届け出る必要があるわけです。

補足:7月中に厚生局へ提出する定例報告に関しては旧基準で提出できます。(各エリアの厚生局へ確認してみてください)

(実態はどの病院も厳しい)

いろいろな情報によると、看護必要度に関してはまだ多くの病院で模索している段階のようです。もちろん大病院は十分にクリアーできるのでしょうが、呼吸ケア(喀痰吸引)や血圧測定、時間尿測定などの比率が高かった中小病院ではかなり悲惨な状況のようです。

私が調べた限りですが、中小病院の多くでは、旧基準で30%前後を確保していた看護必要度も、新基準で計算し直すと10%~15%くらいになってしまうのです。加算1で15%、加算2で10%以上が必要ですので、クリアーギリギリまで落ちてしまうことになります。

もちろん施設基準の届出に当たっては、基準ギリギリの比率ではとても危ないですから、少しでも高くしたいですね。でも、どこをどのようにしたらいいのかわからない、という緊迫した病院もかなりあります。

(看護部に投げてしまっている病院が多い)

「看護必要度」とはいっても、看護部だけではできないことがたくさんあります。事務サイドと看護部が協議しながら、病院としての見直しをしていかなければならないはずですが、今回の診療報酬改定があまりにも厳しいために事務サイドはそちらに集中してしまい、「必要度は看護部で何とかして」と丸投げしている病院もかなりありました。

どうしてよいかわからず途方に暮れている看護部長、看護師長もいるのです。

★新基準の看護必要度が基準をクリアーできない病院が多くある中、どのような対策を講じれば重症度がUPするのかわからない病院も多いことが判明しました。届出の時間が迫っている、途方に暮れているようです。

その後の追記:2014年7月25日

結果的に当院では8人用モニターを1台、4人用モニターを1台(ベッドサイドモニター含む)をレンタルしました。またシリンジポンプを5台ほど追加しました。

医師とも協議し、輸液+抗生剤+生食などを投与する場合には一瞬でもいいので3ルート同時に落とす時間ができるように指示を変更してもらいました。また薬剤部とも協議し、使用薬剤についての整理も行っています。

その結果新基準での看護必要度も7月1日~20日実績で22.5%になりました。

(当初の目標は達成できず)

⇒ 7月の定例報告で報告書を作成しなければならないため、当初の目的は、報告と同時に6月実績をもって看護必要度の施設基準も届け出する予定でした。しかし、残念ながら6月実績は15%をクリアーできませんでした。

⇒ 予定を変更し、7月1日~31日実績にてクリアーを目指し、8月中に施設基準の届け出を行う予定です。(ちょっと面倒・・・)

(7月中には絶対整備すべき)

重症度、医療・看護必要度の暫定期間は9月30日までです。10月1日には該当する医療機関はすべて届け出なければなりません。最低1ヵ月の実績が必要ですから、9月1日~30日が最終実績期間となります。

しかし、最終ギリギリで実績を積んでも、万が一手違いがあった場合はアウトとなります。

したがって、できるだけ8月1日~31日の実績にて9月中に届け出をするようにしなければなりません。逆算すると、7月中には準備完了しておかなくてはなりません。

みなさんの病院はいかがですか?

まだ何も手を付けていない病院はないと思いますが、準備できていない病院はさすがに慌ててくださいね。

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