看護師の仕事量と学歴が患者の死亡率に影響?

★看護師の仕事量と学歴が患者の死亡率に影響?

●何とも信じがたい報告ですが、看護師の仕事量が多くなると患者の死亡率が上がり、看護師の学歴が高ければ死亡率が下がるというデータが示されました。確かに看護師の仕事量が増えると1人の患者さんにかけられる時間が減るので、結果的に死亡率に影響を与えてしまっているのかもしれません。しかし学歴の方はなかなかピンと来ない人も多いのではないでしょうか。

知識も大切ではありますが、(私の考えとしては)、やはり看護は「実践あるのみ」と思ってきました。知識だけあっても現場で役にたたない人も多いと聞かされてきました。ですが、そんな考えも患者死亡率から見た場合は間違っていたのかもしれません。

Beautiful young nurse
(参考記事 AFP通信)
欧州9か国の病院を対象に行った調査により、看護師が労働過多だと患者の生命に悪影響がおよぶ恐れがあるとの主張を統計的に裏付ける結果を得たとする論文が25日、英医学誌ランセットで発表された。緊縮財政下で医療関連予算の削減を迫られる国にとって敏感な問題に触れる研究だ。

研究チームは、英イングランド、ベルギー、フィンランド、アイルランド、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、スイスの300の病院を対象に、手術を受けた患者の生存率を、看護師1人あたりの患者数および看護師の学歴と比較した。対象となった患者は人工股関節・膝関節の手術や盲腸、胆のう炎など、ごく一般的な手術を受けた50歳以上の患者42万人余り。

その結果、入院から30日以内の死亡率の国別平均は、1.0~1.5%と低かった。だが国内を見ると、病院別の死亡率は1%未満から7%以上までと、大きな差があった。

高い死亡率と相関していた2大要素は、看護師の仕事量と学歴だった。患者の死亡リスクは、看護師の担当患者が1人増えるごとに7%増加し、大卒の看護師数が10%増えるごとに7%低下していた。

 論文は「経費削減のために看護師数を減らせば、患者に悪影響がおよぶ恐れがある」、「看護師の学士レベルの教育に重点を置くことが、死亡患者数の減少につながるかもしれない」と指摘している。

 研究を率いた米ペンシルベニア大学看護学部のリンダ・エイケン教授によれば、米国で行われた調査でも、今回と同様の結果が出ているという。

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