看護師の長時間夜勤中止を・・・病院の看護師ら座り込み

★看護師の長時間夜勤中止を・・・病院の看護師ら座り込み

●看護師の夜勤体制は2交代制か3交代制の病院がほとんどですが、2交代制の病院が2001年の18%から2009年には29.4%となっており、その後も増え続けているのです。2交代制では夜勤の拘束時間が16時間以上になるのが通常で、看護師への負担は3交代制より大きくなると言われています。しかし3交代制の場合には勤務拘束時間は7時間前後と2交代制に比べて少ないのですが、日勤⇒深夜や準夜⇒日勤などハードなシフトになってしまいます。また、2交代制の場合はおおむね1か月4回前後の夜勤回数になりますが、3交代制の場合は8回前後まで増えてきます。

疲れた様子の看護師

そのように考えると、どちらの勤務体制がいいのか一概には言えなくなります。非常に難しい問題ですが、2交代制にしても3交代制にしても、欧米ではこのような日本の看護師を取り巻く労働環境は過酷なのが事実と言えるでしょう。

(参考記事 毎日新聞デジタルニュース)
佐賀県みやき町の東佐賀病院の看護師ら延べ約200人が2月7日、長時間夜勤の中止を求めて7時間半、病院正門前で座り込み、「安心・安全の医療を」と訴えた。一部で1997年に導入された2交代制の夜勤は午後5時45分から翌朝9時まで。長時間勤務で体力を消耗して注意力が落ちるうえ、不規則な勤務で体調を崩しやすいため、2交代制の中止を求めて毎年2月に座り込みをしている。

★2交代制の長時間労働についての問題点指摘記事

(参考記事 中日新聞メディカルニュース)
病院で働く看護師の勤務で、長時間の夜勤がある「2交代制」が広がっている。連続16時間勤務になる場合もあるため、日本看護協会が「長時間勤務は医療安全や看護師の健康へのリスクがある」と、厚生労働省に長時間夜勤の是正を求めるなど、2交代制拡大に歯止めをかけようとする動きも活発だ。

「2交代の導入で肉体的、精神的にきつくなり、多くの看護師が辞めていきました」。名古屋市内の民間病院に勤める50代のベテランの女性看護師は振り返る。

以前は、緊急・重症な状態にある患者が入院する30余床の急性期病棟を、夜間は準夜勤、深夜勤の各2人でカバーする3交代制だった。4年前、病院側の提案で、夜勤2人が一晩、カバーする2交代制になった。

夜勤の頻度は月8回程度から4回ほどに減ったが、密度が格段に濃くなった。夕食、朝食休憩のほか1時間の休憩がある前提だが、休めることは少ない。「休憩の間、病棟の看護師は1人。ナースコールや容体の急変があれば休んでいられない」

16時間勤務の後は、看護記録の作成など残業に追われる。午前10時に帰れれば早い方で、疲労は蓄積するばかり。しかも2交代制になって体調を崩す看護師が増え、カバーで夜勤の回数は月5、6回に増えていった。入院期間の短縮化で患者の入れ替わりが激しくなったことも、看護師の負担増になっているという。

看護師の間では、夜勤を3人に増やす意見も出たが、病院は体制を見直していないという。

日本看護協会の調査では、2交代制の看護師の割合は、2001年の18%から、05年24.7%、09年29.4%と増えている。10年の調査では、2交代制で働く看護師の9割近くが、16時間以上働いていた。このような長時間夜勤は欧米にはないという。

 

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