介護職の離職率は高いのか(人材確保・定着について)

★介護職の離職率高いのか(人材確保・定着について)

●介護職は離職率が高いのか?という記事を確認すると、従業員50人以下の零細企業が運営する介護事業所が以前8割を超えており、マネジメント能力不足による雇用の不安定さや、ボーナスなどの待遇が劣ることなどから離職率が高くなる傾向にあることを論じていました。

この記事を見た時、現場サイドの私的意見としては

「まだまだ介護士の待遇がよくなっていないことが大きな原因」

なのだと声を大にしてお伝えしたくなりました。

今現在介護職の人が不足しているのは、間違いなく「待遇の悪さから参入する人が少ない」ことが原因で、施設や事業所の増加に介護職参入者が追い付いていないのです。

その結果職員が足りない状況になってしまい、無理をして(賃金等を一時的に引き上げて)採用さざるをえない。

もともと低賃金で働いているので、少しでも高い方に労働者は流れてします。

その結果離職率が相対的に高くなる。

というのが真の理由だと思っています。

(参考記事 ライブドアニュース)
「介護職は3K」という表現は、今でこそなくなりましたが、「日常的に介護現場は慢性的な人手不足であり、それは介護職の定着率の低さによる」と、新聞記事ではよく報道されます。そこには、職場の働きにくさ(非正規雇用の多さ)、過重労働、低賃金という背景があると言われています。

介護労働安定センターが平成24年度に実施した「介護労働実態調査」結果から、離職率について参考になりそうな部分をまず見てみると、A:事業所対象の「事業所における介護労働実態調査」

B:介護労働者対象の「介護労働者の就業実態と就業意識調査」

の2種類があります(平成15年から実施)。平成24年度調査の概要(平成24年10月1日時点での回答で、11月1日〜11月30日に回収)によると。

昨年との比較で注目すべき点は、経営主体の民間企業の割合が全体の50%から54.7%に増加、従業員規模は、19人以下が減少し、20-49人が20%から49%に増加したことです。ただ全体の8割が50人以下の規模で、いわゆる零細な中小企業が多いのが実態です。労務管理・財務管理をはじめ、マネジメントがしっかりできていない中小零細事業所が多い現状では、人材が定着しにくく、離職率が高くなる傾向にあるのは当然と言えるでしょう。

 特に訪問系や通所介護では民間企業が多く、入所施設では社会福祉法人が多いのも規模の傾向に関係し、正規、非正規の就業形態は、訪問介護員では正規職員は約20%に過ぎず、約80%が非正規、かたや入所施設では65%が正規職員となっています。離職率は正社員と非正社員を比較すると、雇用不安定で、ボーナスなどの待遇が劣る非正規のほうが多いだろうということがわかります。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ