2014年(平成26年)診療報酬改定情報⑤(看護必要度について)

●平成26年度診療報酬改定情報⑤(看護必要度について)

今回の改定では看護必要度も見直しをされました。

a young asian doctor on white background

名称そのものも「一般病棟の重症度、医療・看護必要度」と変更されました。

特に大きなポイントは、A項目2の血圧測定、3の時間尿測定が削除されたことです。また4の呼吸ケアに関して、喀痰吸引のみの場合が除かれたこともかなり影響されるのではないでしょうか。

A項目に関しては、これらの項目によって重症度比率を満たしていた病院が多いはずです。(中小病院などではとても多いと聞いています)

その後の追記:2014年3月26日

3月中旬になりいろいろ情報が出てきました。現在どの病院でも今後の看護必要度を看護部を中心に議論しているのではないかと思います。率直な感想としては、吸引や尿側、血圧測定に頼ってきた中小病院にはかなり厳しい改定です。

●いずれにしても、現在の私の判断としては、4呼吸ケアに関して、喀痰吸引のみの場合は除く、ということなので、もともとの項目定義の中の「人工呼吸器管理、酸素吸入、痰を出すための体位ドレナージ、スクウィージング」に関しては変更ないという判断をしています。したがって、人工呼吸器管理と酸素吸入をしている患者さんが4のメインになると思っています。(ただし、酸素吸入のみの患者さんがいいのかどうか疑問があるため、信越厚生局に確認をとりましたが、2014年3月25日現在、信越厚生局でもわからないとの回答でした)

●今後の運営としては1、創傷処理や褥瘡処置、4人工呼吸器や酸素吸入管理、6モニター管理、が必要な患者さんをしっかり管理していくようにしないと、7対1や10対1の施設基準を維持するのも厳しくなりそうです。9については麻薬管理と不整脈管理あたりになるのでしょうか。(昇圧剤は注射を使用しないといけないので厳しそうです)

7対1は15%、10対1は看護必要度加算1で15%、2で10%のクリアーが必要ですが、運用上は7対1で30%前後、必要度加算1で25%、加算2で20%前後はクリアーしていないと不安だと思います。したがって今までよりはかなり厳しい管理が要求されそうです。4人用・8人用モニターを大量に購入した病院や人工呼吸器を買い足した病院もあるとのウワサです。(業者さんよりの情報)

あくまで個人の感想ですのでご了承ください。

その後の追記:2014年5月1日

●4月になり私の病院でも新基準での看護必要度を取り始めましたが、集計すると13%くらいになってしまうことが判明し、看護部と事務部、それに薬剤部まで巻き込んでの会議を緊急に行う事態になりました。旧基準では25%くらいあったものが、そのまま新基準にすると13%まで落ちてしまうのです。(それだけ当院が血圧測定や時間尿測定、喀痰吸引などに頼っていたということですが・・・)

●さらにもう一つ大きな問題が発生しました。新基準での看護必要度は9月までに届け出すればよいのですが、7月の病院報告は旧基準で報告することになりますので、当面は新・旧両方の基準で必要度を把握しておく必要があります。

ところが、看護必要度のシステムを導入している会社に確認すると、システム上は1つのデータしか扱えないし保存もできないとのことです。

つまりは、①旧基準をそのままシステムで、新基準を手書きにて集計する。②システムは新基準にしてしまい、手書きで旧基準を集計する。のどちらかで進めるしか方法がないのです。いずれにしても病棟の看護師に大きな負担がかかってしまうことになってしまいました。

その後の追記:2014年6月10日

6月10日に追記しました ⇒ 重症度、医療・看護必要度のその後

看護必要度(変更)

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